薬学部シラバス2024
人間と薬学Ⅰ
Human Life and Pharmacy Ⅰ
1年 前期 1年必修科目 1単位 | |
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運営:益山 光一、北垣 邦彦、櫻井 浩子、杉浦 宗敏、下枝 貞彦、中南 秀将、堀 祐輔、川口 崇、吉川 大和、柴崎 浩美、杉山 健太郎、平田 尚人、吉江 幹浩、恩田 健二、片桐 文彦、藤田 恭子、藤野 智史、丸ノ内 徹郎、吉田 君成、井口 巴樹、奥山 勝揮、大沼 友和、岸本 久直、山田 哲也 講師:袴田 秀樹(本学薬学部長)、杉山 和夫(行徳総合病院)、井上 浄(株式会社リバネス)、増山 ゆかり(財団法人いしずえサリドマイド福祉センター元常務理事)、山根 孝太(株式会社ファーマシィ)、山口 育子(認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML) |
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授業の目的(ねらい)
薬剤師として求められる基本的資質・能力を身につけることは、生涯にわたって目標とすることとなります。薬学を学ぶ上でのスタートとして、まず、薬剤師としてだけでなく、医療を担う医療人として、必要な知識や技術を体系的に学んでいく上で、豊かな人間性と生命の尊厳に関する深い認識に裏付けられたプロフェッショナリズム、さらには、倫理観及び倫理的問題に適切に対応する判断力や行動力等の重要性・必要性など、幅広い視点からの学習を講義を通じて学びます。
学修到達目標
1)医療人として不可欠となる生命・医療に係る倫理観とは何か、医療人としての感性を養い、様々な倫理的問題や倫理的状況において主体的に判断することの必要性について学ぶ。
2)医療人として、必要な知識・技能の修得に努めることの重要性、自身の職業観を養い、生涯にわたり学び続ける価値観を形成する。
3)薬物乱用の課題と薬剤師としてできることについて理解する。
4)医薬品等の実用化への薬剤師の関わりについて説明できる。
5)生命倫理及び研究倫理の歴史や諸原則(ヘルシンキ宣言等)、薬害の歴史を把握し薬害を起こさないために薬剤師のできることが説明できる。
6)医療や研究における患者及び研究対象者の自律尊重、生命の誕生,終末期,先端医療に伴う倫理的課題、医療行為に伴う倫理的課題、倫理的感受性の涵養と葛藤の解決方法等について理解し、対応できる。
授業概要
薬学部において学ぶこととは何か、医療人としての学修内容とは何か、からスタートし、薬物乱用の社会問題に薬剤師として何ができるのか、医薬品開発の審査、研究成果の実用化、医療倫理、薬害被害、在宅医療、患者とのコミュニケーションなど、様々な視点について講義を受け、それに対するレポートを作成する。
授業計画
回数 | 担当 | 内容 | コアカリとの 関連コード |
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1 | 袴田・益山 | 薬学部での学ぶことと医療人としての学修内容について | B-1-1-1 B-1-3-1~2 |
2 | 北垣 | 薬物乱用防止 | B-3-1-8 F-4-2-4 |
3 | 杉山 | 医薬品の創製(創薬) | B-4-1-1~2 B-4-2-1 |
4 | 井上 | アントプレナーシップ・起業家精神 | B-1-1-1~2 |
5 | 櫻井 | 医療倫理の基本 | B-1-1-3,5~7,9 B-1-2-1~5,10~11 |
6 | 増山 | 薬害被害者の立場から薬剤師に求めること | B-1-1-1~3 B-1-2-1~2 B-1-3-2,6 |
7 | 山根 | 在宅医療と薬剤師 | B-3-1-3~4,6,10 |
8 | 山口 | 患者と薬剤師 | B-1-1-1~2,4 B-1-2-1~2,4,7 B-1-3-6 |
授業で行っている工夫(アクティブラーニング、思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
1)講義をより良く理解し、学生同士の話題を活発にするために、講義のワークシートや資料などを事前に配布している。
2)講義で印象に残ったことなどについて感想文を作成させ、その都度学生自身でルーブリック表による自己評価を実施させている。
成績評価方法
<レポート・課題により評価する>
1)形成的評価
a)知識:各授業の前後において講義を行ない、細やかにフィードバックする。
c)態度:各授業を通して細やかにフィードバックする。
2)総括的評価
a)知識:レポートなど課題提出物による総合的に評価(100%)する。
教科書
人間と薬学ポートフォリオ
参考書
オフィスアワー
代表者のみを記載する。
益山 光一 薬事関係法規研究室 教育3号館1階3102-2
北垣 邦彦 社会薬学研究室 教育3号館1階3102-3
櫻井 浩子 生命・医療倫理学研究室 教育3号館1階3102-1
いつでも可 ただしメールで予約してください。
準備学習(予習・復習等)
全ての講義は、ワークシートで翌週の講義の予習をして、講師に質問したいことなども準備してください。講義後に感想文を書いて提出します。感想文の作成後、しっかりと復習を行うとともに、ルーブリック表により自己評価を行ってください。考えていること・感じていることを適確に表現する学習となります。
学生へのフィードバック
講義内容等に関する質問等は適時回答する。
備考
実務家教員担当科目。講義は受動的に聴いているだけでは自分の知識になりません。問題意識を持って受講し疑問点や不明なことは調べたり、質問をしてわかることを増やしていってください。
ナンバリングコード
RB31101