薬学部シラバス2024

社会学
Sociology

 1年 後期 (選択)一般教養 1単位
加藤 旭人

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授業の目的(ねらい)

 この授業の目的は、現代社会を読み解く方法としての社会学について、その基本的な考え方と方法を広く学ぶことです。この授業を通して、受講生のみなさんが、現代社会のテーマについて、社会学の考え方と方法を用いて自分の考え方を組み立てられるようになることを目指します。
 

学修到達目標

この授業では以下の2点を到達目標とします。
①社会学の基本的な考え方と方法を身につける
②現代社会の重要なテーマについて、社会学の基本的な考え方と方法を用いて考えることができるようになる。

授業概要

次の項目について、講義します。
1)社会学の理論:社会学的想像力と社会学の基礎理論
2)社会学の方法:量的調査と質的調査
3)テーマで学ぶ社会学:貧困、労働、家族、病・障害、
 社会学とは、①社会学の考え方(理論)を用いたうえで、手順を踏みながら実際に調べること(社会調査)を通して、みなさんの生きている社会を読み解く方法です。授業では、このことについて、以下の順番で学んでいきます。
 この授業では、はじめに社会学の「社会学の理論」と「社会学の方法」を取り上げることで社会学の基本的な考え方と方法を学びます。そのうえで、現代社会における重要なテーマについて社会学ならどう考えることができるのか、それぞれのテーマごとに社会学の研究を取り上げて学びます。個別のテーマを取り上げることで、現代社会における重要なトピックについて理解を深めると同時に、これまで学んだ「社会学の理論」と「社会学の方法」の活かし方について考えます。

授業計画

回数 担当 内容 コアカリとの
関連コード
1 加藤 社会学の考え方①:社会学的想像力 G-1-1-3
2 社会学の考え方②:社会学の基礎理論 G-1-1-3
3 社会学の方法①:量的調査 G-1-1-2
4 社会学の方法②:質的調査 G-1-1-2
5 テーマから考える社会学①:貧困 F-5-1-10
6 テーマから考える社会学②:労働 F-5-1-10
7 テーマから考える社会学③:家族 F-5-1-10
8 テーマから考える社会学④:病・障害 F-5-1-10
9 まとめ F-5-1-10

授業で行っている工夫(アクティブラーニング、思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)

・社会学を学ぶ上で大事なことは、社会学の考え方(理論)と現実にある社会を結び付けて理解することです。そのためこの授業では、社会学の基本的な考え方について、具体的な事例を紹介しながら学びます。このことを通じて、みなさんが職業人として、またこの社会を支えるひとりの市民として生きていくために必要な考える力を養います。
・この授業では、リアクションペーパーおよびレポート執筆を通じて継続的な学習に取り組んでいただきます。講義をもとに自分の考え方を深め言葉にする過程を通じて、自分の考えを表現する力を培います。さらに、いただいたコメントや課題のフィードバックを通じて双方向的な授業を目指します。

成績評価方法

1)形成的評価
a)知識 : 課題をおこない、解説にてフィードバックする。
b)技能 : レポート執筆とコメントを通じて技能を習得する。
c)態度 : リアクションペーパーをもとに確認する。
d)パフォーマンス : 課題とレポート執筆を通じて習熟度を確認する。
2)総括的評価
a)知識:リアクションペーパー・コメント課題(30%)、中間課題(20%)、期末レポート(50 %)として評価する。
b)技能:レポートにより評価する。
c)態度:リアクションペーパーにより評価する。
d)パフォーマンス:形成的評価により判断する。
・リアクションペーパー(30%)
毎回授業のコメント や質問事項を必ず提出してください。質問には授業を通じて適宜答えるほか、最後の授業でも扱います。
・中間課題(20%)
1回実施します。課題の内容は授業内容を受けたものとなりますので、授業内容を踏まえた上で執筆して下さい。
・期末レポート(50%)
授業を踏まえた上で、2000 字程度の期末レポートを執筆して頂きます(50点)。期末レポートの提出は、単位取得の必須要件です。

教科書

教科書は用いません。毎回の授業で資料を配布し関連する文献を紹介します。

参考書

各講義で関連する参考書は、その回に示します。
その他、社会学を広く学ぶための参考書としては、以下の2冊をあげておきます。
筒井淳也・前田泰樹、2017、『社会学入門―社会とのかかわり方』有斐閣、 ISBN 978-4641150461。
長谷川公一ほか、2019、『社会学 新版』有斐閣、ISBN 978-4641053892。

オフィスアワー

・質問は授業後に受け付けます。
・そのほかの質問については、加藤までメールでご連絡ください。

準備学習(予習・復習等)

・授業で配布された資料を事前・事後によく読んでください。
・授業での学びを自分の言葉でまとめ、リアクションペーパーを記入してください。
・この講義では、講義の内容をもとにしたレポートを課します。以上の学びとあわせて計画的にしっぽつを進めてください。

学生へのフィードバック

・受講生の理解を深めるために、みなさんが記入したリアクションペーパーに示された重要な疑問点、論点について授業中に解説します。

備考

ナンバリングコード

EJ11201

授業計画の見方・注意

①行動目標(内容)

…科目毎に設定された本学独自の行動目標が記載されている。

②行動目標(コアカリとの関連コード)

…本学の行動目標とモデル・コアカリキュラムとの関連をコード化して記載している。
 コードの具体的な内容は、画面右上の「コアカリとの関連コード一覧」をクリックすると確認することができる。

授業計画の見方・注意の見本シラバス

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