薬学部シラバス2024
美術・デザイン
Art and Design
1・2年 前期 (選択)一般教養 1単位 | |
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新倉 慎右 |
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授業の目的(ねらい)
近世までの西洋美術を中心に、芸術がたどってきた歴史を概観する。異文化の芸術作品を見て考えることを通して、知識の吸収だけでなく、想像力や感性といった、人として生きてゆく上で基本的かつ重要な能力を養う。それと同時に芸術がいかに当時の社会や思想と深く関わっていたかを知ることで、多様な価値観の存在を認識し、主体的に考察することで柔軟な姿勢を育むことを目指す。
学修到達目標
1)造形された作品の「かたち」「色彩」「モティーフ」をよく観察し、どのように見えるか、なぜそのような表現が生まれたかについて主体的に考えることができる。
2)芸術作品が生み出された歴史的状況についての知識を持ち、社会と美術の関わりについて理解できる。
3)芸術作品の鑑賞とそれに関する主体的な考察・想像によって精神的に豊かに生きていくための感性を養う態度を身につける。
授業概要
次の項目について講義する。
1)西洋美術の各様式について
2)美術と社会の関係
授業計画
回数 | 担当 | 内容 | コアカリとの 関連コード |
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1 | 新倉 | イントロダクション | T-1-1-1 |
2 | 〃 | 古代 | T-1-1-1 |
3 | 〃 | ローマ・ビザンティン | T-1-1-1 |
4 | 〃 | 中世キリスト教 | T-1-1-1 |
5 | 〃 | ロマネスク | T-1-1-1 |
6 | 〃 | ゴシック | T-1-1-1 |
7 | 〃 | ルネサンス(1) | T-1-1-1 |
8 | 〃 | ルネサンス(2) | T-1-1-1 |
9 | 〃 | 授業内試験 | T-1-1-1 |
授業で行っている工夫(アクティブラーニング、思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
出来る限り数多くの美術作品を紹介し、平易な言葉で解説する。漫然と「見る」のではなく、造形イメージに対して能動的に関わることができるよう、講義ごとに芸術作品を1点選び、簡単な記述作業をしてもらう。目で見たものについて自分なりに考え、さらにそれを言葉にして表明する機会を設けることで、感性と想像力の向上と自己表現力の養成を図る。
成績評価方法
出席、受講態度および期末試験により総合的に評価する。
WebClassでの課題提出を平常点とし、期末試験と合わせて総合評価とする。
(平常点:50%、試験:50%)
教科書
特になし。適宜、資料を配布する。
参考書
必要に応じ、講義中に紹介する。
オフィスアワー
講義終了後
準備学習(予習・復習等)
適宜授業対象の美術に関する情報を本やインターネットで収集しておくと、内容の理解がしやすくなる。
学生へのフィードバック
各回の提出課題の中からよく書けているもの、興味深い内容のものを抽出し、次回授業冒頭に紹介する。
備考
ナンバリングコード
EJ11110 / EH1105