薬学部シラバス2024
ヘルスプロモーション概論
Health Promotion for Pharmacists
1・2年 後期 (選択)一般教養 1単位 | |
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横山 典子、藤井 紀美子 |
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授業の目的(ねらい)
「健康を語れる人になる」が本授業の目的です。
本授業では、わが国が直面している健康課題、健康の維持・増進に関連する施策や生活習慣について学び、国民がその人らしい人生を送ることのできる健康支援について理解を深めることを目的としています。健康支援として食事と運動・身体活動支援の実際を中心に、「日本健康マスター検定」合格に必要なヘルスプロモーション全般の知識の修得を目指します。
なお、ヘルスプロモーションとは、「人々が自ら健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されている21世紀の健康戦略です。
学修到達目標
1)健康の概念、ヘルスプロモーションの考え方について理解できる。
2)地域住民が自らの健康を維持・増進するための有益な知識・情報について理解できる。
3)ライフステージに応じた健康管理、環境・生活習慣の改善に向けた薬剤師の役割について理解できる。
3)地域における疫学データを活用して、地域住民の健康状態及び健康課題を把握し、住民自らの疾病予防や健康維持・増進につながる行動を薬剤師として支援する方法について理解できる。
授業概要
次の項目について、講義する。
1)健康と健康を支える仕組み、ヘルスプロモーション
2)健康の維持・増進、疾病の予防につながる栄養管理
3)健康の維持・増進、疾病の予防につながる身体活動・運動
授業計画
回数 | 担当 | 内容 | コアカリとの 関連コード |
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1 | 横山 典子 | 健康と健康を支える仕組みについて理解する | B-1-2-8 B-3-1-1 B-5-1-1 F-2-1-4 F-4-1-5,7 |
2 | 藤井 紀美子 | 食生活、口腔について国の健康施策と健康課題から理解する | B-1-2-8~9 B-3-1-2 E-1-1-1,6 E-2-1-1~2 F-4-1-2,5 |
3 | 横山 典子 | 運動・身体活動について、不足と増進の健康に及ぼす影響について理解する | B-3-1-2 B-5-1-3 E-1-1-2~3,5 F-4-1-5,7 |
4 | 横山 典子 | 心の健康と良質な睡眠への対策について理解する | E-1-1-2~3,7 F-4-1-5 |
5 | 藤井 紀美子 | 食事と生活習慣病の関連性について理解する | B-3-1-2 E-1-1-1 E-2-1-1~2,4~5 F-4-1-2,5 |
6 | 横山 典子 | 健康増進の目的に合わせた、運動・身体活動の選択と効果について理解する | B-3-1-7 E-1-1-3 F-4-1-5,7 |
7 | 横山 典子 | 感染症の予防と対策、緊急時の対応について理解する | B-3-1-3 E-1-1-2~3 E-1-2-1~2 F-4-1-5 |
8 | 藤井 紀美子 | 女性と子どものヘルスケアについて理解する | B-1-2-9 B-3-1-7 E-1-1-1 E-2-1-1~2 |
9 | 横山 典子 | 健康寿命の延伸と高齢者の健康について、運動・身体活動の役割を理解する | B-3-1-7 B-5-1-3 F-4-1-5,7 |
授業で行っている工夫(アクティブラーニング、思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
本授業では、「日本健康マスター検定」の公式テキストを教科書とし、検定合格が可能な知識の修得を目指します。
各授業では、テーマの理解を深めるために小グループを作ってグループディスカッションを行い、また知識の修得状況を自ら確認するための小テストを行います。
成績評価方法
<試験、レポート・課題により評価する>
1)形成的評価
a)知識:各授業で小テストを行うとともに、グループワークでの発表内容や小レポート・課題により評価を行います。
2)総括的評価
a)知識:小テスト(30%)、最終レポート(70%)で総合的に評価します。
教科書
100年ヘルスケアバイブル I: 日本健康マスター検定公式テキスト〈健康マスターコース〉(日本健康生活推進協会)
参考書
日本人の食事摂取基準 2020年版(第一出版)
糖尿病食事療法のための食品交換表第7版(日本糖尿病学会 文光堂)
エクササイズ科学―健康体力つくりと疾病・介護予防のための基礎と実践 (田中 喜代次 編集 文光堂)
メディカルフィットネスQ&A (日本メディカルフィットネス研究会 編集 社会保険研究所)
オフィスアワー
授業の際、質問したい講師名と質問内容を、連絡先とともにお知らせください。
準備学習(予習・復習等)
WebClassで資料を配信します。
テキストを用いて予習復習し、講義内容の理解を深めてください。
学生へのフィードバック
グループワークの状況に応じて、また質問に応じて、フィードバックを行います。
備考
ナンバリングコード
EJ11207 / EH1206