薬学部シラバス2024
健康保持と疾病予防
Health Care and Disease Prevention
2年 前期 2年必修科目 1単位 | |
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藤原 泰之(取り纏め) 篠田 陽 高橋 勉 |
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学習目標(GIO)
人々の健康と疾病の現状と動向、および疾病や健康障害の発生要因を把握し、さらに、疾病予防と健康保持に貢献するために、保健統計、疫学、および感染症、生活習慣病、職業病の現状とその予防、健康管理に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
行動目標(SBOs)
番号 | 内容 | コアカリとの関連コード |
---|---|---|
1 | 健康と疾病の概念の変遷と、その理由を説明できる。 | D1-1-1-1 |
2 | 集団の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握する上での人口統計の意義を概説できる。 | D1-1-2-1 |
3 | 人口統計および傷病統計に関する指標について説明できる。 | D1-1-2-2 |
4 | 人口動態(死因別死亡率など)の変遷について説明できる。 | D1-1-2-3 |
5 | 疾病の予防における疫学の役割を説明できる。 | D1-1-3-1 |
6 | 疫学の三要因(病因、環境要因、宿主要因)について説明できる。 | D1-1-3-2 |
7 | 疫学の種類(記述疫学、分析疫学など)とその方法について説明できる。 | D1-1-3-3 |
8 | リスク要因の評価として、オッズ比、相対危険度、寄与危険度および信頼区間について説明し、計算できる。(知識・技能) | D1-1-3-4 |
9 | 疾病の予防について、一次、二次、三次予防という言葉を用いて説明できる。 | D1-2-1-1 |
10 | 健康増進政策(健康日本21など)について概説できる。 | D1-2-1-2 |
11 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 | D1-2-2-1 |
12 | 感染症法における、感染症とその分類について説明できる。 | D1-2-2-2 |
13 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 | D1-2-2-3 |
14 | 予防接種の意義と方法について説明できる。 | D1-2-2-4 |
15 | 生活習慣病の種類とその動向について説明できる。 | D1-2-3-1 |
16 | 生活習慣病の代表的なリスク要因を列挙し、その予防法について説明できる。 | D1-2-3-2 |
17 | 食生活や喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて討議する。(態度) | D1-2-3-3 |
18 | 新生児マススクリーニングの意義について説明し、代表的な検査項目を列挙できる。 | D1-2-4-1 |
19 | 母子感染する代表的な疾患を列挙し、その予防対策について説明できる。 | D1-2-4-2 |
20 | 代表的な労働災害、職業性疾病について説明できる。 | D1-2-5-1 |
21 | 労働衛生管理について説明できる。 | D1-2-5-2 |
授業内容
回数 | 担当 | 内容 | 対応(SBOs) |
---|---|---|---|
1 | 藤原 | 健康保持と疾病予防概論 | 1〜21 |
2~3 | 〃 | 社会・集団と健康(保健統計) | 2、3 |
4 | 〃 | 社会・集団と健康(健康と疾病をめぐる日本の現状) | 4 |
5~6 | 〃 | 社会・集団と健康(疫学) | 5、6、7、8 |
7 | 〃 | 疾病の予防(健康とは) | 1、10 |
8~9 | 〃 | 疾病の予防(疾病の予防とは) | 9、18、19 |
10~11 | 高橋 | 疾病の予防(感染症の現状とその予防) | 11、12、13、14 |
12 | 篠田 | 疾病の予防(生活習慣病とその予防) | 15、16、17 |
13 | 〃 | 疾病の予防(職業病とその予防、など) | 20、21 |
アクティブ・ラーニングの取り組み
講義中に課題を配布して問題演習を行う。問題の解答解説を通して、講義内容の重要部分を再度確認する。
授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
教科書に沿って体系的に授業を行うように努めている。併せて、保健衛生に関するデータや政策や関連法規の変更点、社会的に注目されている疾病などについて、随時資料を配布し、最新情報を伝えるように努めている。また、常に変化する保健衛生分野の社会情勢について、日常的に自主的に情報収集・学習し続ける習慣を身につけるように指導している。
成績評価方法
<試験により評価する>
1)形成的評価
a)知識:課題、演習問題を行い評価する。解説にてフィードバックする。
2)総括的評価
a)知識:定期試験(100%)にて評価する。 再試験を1回実施する。
3)成績評価基準(総括的評価)
S(90%以上) :合格
A(80%〜90%未満):合格
B(70%〜80%未満):合格
C(60%〜70%未満):合格
D(60%未満) :不合格
※再試験の成績・・・合格の場合 C
教科書
衛生薬学―健康の維持と増進をめざして―(京都廣川書店 第1版1刷)
ISBN:9784910844091
参考書
国民衛生の動向2023/2024 (厚生労働統計協会)
ISBN:4910038540835
図説 国民衛生の動向2023/2024(厚生労働統計協会)
ISBN:9784875118985
オフィスアワー
原則的にいつでも可であるが、事前に予約することが望ましい。
所属教室
公衆衛生学教室 研究1号館4階403
準備学習(予習・復習等)
予習:シラバスに記載された各回の授業内容について、事前に教科書を読んでから講義に臨んでください。
復習:参考資料や過去問題を配布するので、それらを活用して講義内容を復習してください。
学生へのフィードバック
演習問題を行い、解説にてフィードバックする。
定期試験終了後に、フィードバック講義を実施する。
教員からの一言
新聞報道やニュースを通じて、常日頃より我が国の公衆衛生事情に関心を持つように努めて下さい。
備考
ナンバリングコード
RD2101