薬学部シラバス2024
臨床栄養学
Clinical Nutrition
4年 前期 (選択)専門科目Ⅰ 1単位 | |
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早川 洋子 |
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学習目標(GIO)
服薬指導では、疾病に関して食事等のアドバイスを求められる機会も増え、必要性も高まっている。このような現状を踏まえ、患者の食事や生活の状況を分析し、患者やその家族に対して実践的な食生活の情報を伝えられるようになるために、年齢・性別・ライフスタイル等の特徴、食事・運動・睡眠等の生活習慣に関する知識を習得し、患者とのコミュニケーション能力を高める。
行動目標(SBOs)
番号 | 内容 | コアカリとの関連コード |
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1 | 栄養バランスのとれた三大栄養素について、食事バランスガイドや四群点数方式等を使い説明ができる。 | D1-3-1-3 |
2 | 妊娠期・授乳期の特徴と食事や生活のポイントについて説明ができる。 | F-2-4-2,13 |
3 | 乳幼児期・学童期・思春期の特徴と食事や生活のポイントについて説明ができる。 | F-2-4-2,13 |
4 | 成人期・更年期の特徴や食事や生活のポイントについて説明ができる。 | C7-2-10-1 |
5 | 高齢期の特徴と食事や生活のポイントについて説明ができる。 | F-2-4-13 |
6 | 生活習慣病と食事や生活の関連性について説明ができる。 | D1-2-3-1~3 D1-3-1-8 |
7 | 糖尿病・高血圧・脂質異常症の食事や生活のポイントについて説明ができる。 | C6-2-1-1 C6-5-2-4 C6-5-3-2 C7-2-5-1 C7-2-6-1 D1-3-1-8 |
8 | 腎機能障害、肝機能障害、高尿酸血症、貧血の食事や生活のポイントについて説明ができる。 | C7-1-9-2 D1-3-1-8 |
9 | 骨粗鬆症の食事や生活のポイントについて説明ができる。 | C7-1-5-1 D1-3-1-8 |
10 | 胃腸疾患、便秘、下痢の食事や生活のポイントについて説明ができる。 | C7-1-9-1 D1-3-1-8 |
11 | 身体活動基準と運動療法について説明ができる。 | T-1-1-1 |
12 | 時間栄養学について理解する。 | T-1-1-1 |
13 | 睡眠、冷え症の影響と食事や生活について理解する。 | C7-2-8-1 |
14 | 過栄養と低栄養、肥満とやせについて説明ができる。 | C6-5-4-1~2 |
15 | がんの予防、がん罹患の食事のポイントについて説明ができる。 | E2-7-7-2 |
16 | カウンセリングのポイントを理解する。 | A-3-1-7~9 F-2-4-9 |
授業内容
回数 | 担当 | 内容 | 対応(SBOs) |
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1 | 早川 | 栄養バランスと三大栄養素、食事バランスガイド、四群点数方式など | 1、7 |
2 | 〃 | ライフステージ:妊娠期、産褥期、授乳期、乳幼児期 | 1、2、7、8、10、13、14 |
3 | 〃 | ライフステージ:学童期、思春期 | 3、10、12、13、14 |
4 | 〃 | ライフステージ:成人期、更年期 | 4、6、7、8、9、13、14 |
5 | 〃 | ライフステージ:高齢期、咀嚼、嚥下、認知症 | 5、7、8、9、10、11、13、14 |
6 | 〃 | がん、低栄養 | 1、5、10、14、15 |
7 | 〃 | 身体活動基準、ロコモ | 4、5、6、8、7、9、11、14 |
8 | 〃 | 生活習慣病、腎機能障害、減塩 | 1、2、6、7、8、14 |
9 | 〃 | 糖尿病、高血圧、脂質異常症 | 1、4、5、6、7、8、14 |
10 | 〃 | 高尿酸血症、肝機能障害、貧血、骨粗鬆症 | 1、2、3、4、5、6、8、9、11、14 |
11 | 〃 | 胃腸疾患、便秘、冷え、風邪症候群、カウンセリングのポイント | 2、3、4、5、6、10、12、13、16 |
12 | 〃 | 時間栄養学、睡眠 | 5、6、7、12 |
13 | 〃 | テスト | 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16 |
アクティブ・ラーニングの取り組み
課題を与えレポートを提出させている。
授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
講義内容を元に具体的な例を盛り込みながら、資料に説明文をつけている。
食事や生活の具体的なイメージを持たせ、実践的なアドバイスができるようにしている。
成績評価方法
<試験、課題により評価する>
1) 形成的評価
a) 知識:テスト・課題提出物
2) 総括的評価
a) 知識:テスト(70%)、課題提出物(30%)で総合的に評価する。
教科書
WebClassにて講義資料を事前に提示する。
参考書
「栄養食事療法必携第4版」 医歯薬出版
「薬局栄養指導」 日経メディカル開発
オフィスアワー
メール(hayakawa-y@hb.tp1.jp)で対応する。
所属教室
準備学習(予習・復習等)
WebClassに説明付きの講義資料を配布する。最終日に試験(資料持ち込み可)を行うので目を通すこと。
学生へのフィードバック
学生から寄せられた質問や感想などに対して、必要に応じて授業中に全学生に対してその内容を伝え、解説を加える等の対応を行う。課題は提出後に解説を行う。
教員からの一言
講義では、理論と共に実践的な内容を盛り込みます。5年生からの実務実習や将来薬剤師になった時に活かせるような食事・運動・生活等の知識を、管理栄養士の立場から伝えます。
備考
なし
ナンバリングコード
EH4103