薬学部シラバス2024
アドバンスゼミナールⅣ(薬学基礎Ⅰ)
Advanced Seminar Ⅳ
4年 後期 自由科目 1単位 | |
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古石 裕治 三浦 典子 吉田 君成 |
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学習目標(GIO)
薬剤師国家試験では、これまで学習してきたSBOsを個々に理解するだけでなく、相互に連携して考え、応用し、実践することが求めらる。薬剤師国家試験まで、まだ時間的に余裕のあるこの時期に、基礎系の科目についてもう一度復習をすることで、これまでの知識を整理し、自己学習の重要性に気づいてほしいと考え、総合演習Ⅱの本試験の得点率70%以下の学生を対象に開講する。本ゼミナールでは、「物理系薬学」「化学系薬学」「生物系薬学」の分野において、基本的な知識を組み合わせて応用できるようになることを目標とする。
行動目標(SBOs)
番号 | 内容 | コアカリとの関連コード |
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1 | 反応速度論の基本をおさえ、特に一次反応、可逆反応の基礎を確認してから酵素反応の速度論を修得する。ミカエリス・メンテンの式、ライン・ウェーバーの式について理解を深め、これらを考えることで阻害剤のメカニズムを修得する。 | C1-1-1-1~3 C1-1-2-1~7 C1-1-3-1~6 C1-1-4-1~5 C1-2-1-1~3 C1-2-2-1~7 C1-2-3-1~5 C1-2-4-1~4 C1-2-5-1~3 C1-2-6-1~4 C1-2-7-1~2 C1-3-1-1~7 |
2 | 医薬品の生体内での作用を化学的に理解できるようになるために、医薬品標的および医薬品の構造と性質、生体反応の化学に関する基本的事項を習得する。 | C4-1-1-1~2 C4-1-2-1~4 C4-2-1-1~2 C4-2-2-1~3 C4-2-3-1~2 C4-2-4-1~2 C4-3-1-1 C4-3-2-1~2 C4-3-3-1~3 C4-3-4-1~6 C4-3-5-1~5 C4-3-6-1~3 C4-3-7-1 |
3 | 生命現象を細胞レベル、分子レベルで理解できるようになるために、生命体の最小単位である細胞の成り立ちや生命現象を担う分子に関する基本的事項を習得する。 | C6-1-1-1~2 C6-1-2-1 C6-1-3-1 C6-2-1-1 C6-2-2-1~2 C6-2-3-1 C6-2-4-1 C6-2-5-1 C6-2-6-1 C6-2-7-1 C6-2-8-1 C6-3-1-1 C6-3-2-1~2 C6-3-3-1~4 C6-3-4-1~2 C6-4-1-1~2 C6-4-2-1~3 C6-4-3-1 C6-4-4-1~5 C6-4-5-1 C6-4-6-1~2 C6-5-1-1 C6-5-2-1~5 C6-5-3-1~2 C6-5-4-1~2 C6-5-5-1~3 C6-6-1-1 C6-6-2-1~5 C6-6-3-1~2 C6-7-1-1~2 C6-7-2-1 C6-7-3-1~2 |
授業内容
回数 | 担当 | 内容 | 対応(SBOs) |
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1 | 三浦 | ゼミナール全体の説明 | 3 |
2 | 三浦 | (生物系)小テスト、解答・解説の検討(SGD) | 3 |
3 | 三浦 | (生物系)解答解説の実践(SGD)、まとめ | 3 |
4 | 三浦 | (生物系)小テスト、解答・解説の検討(SGD) | 3 |
5 | 三浦 | (生物系)解答解説の実践(SGD)、まとめ | 3 |
6 | 古石 | (化学系)生物化学(生体分子)の分野についての学び方 | 2 |
7 | 古石 | (化学系)到達度をはかる | 2 |
8 | 古石 | (化学系)生物化学(代謝など)の反応機構を理解する | 2 |
9 | 古石 | (化学系)到達度をはかる | 2 |
10 | 吉田 | (物理系)一次反応、可逆反応、ミカエリス・メンテンの式、ミカエリス定数 | 1 |
11 | 吉田 | (物理系)10回目の講義内容のミニテスト、及びその解説 | 1 |
12 | 吉田 | (物理系)ライン・ウェーバーの式、阻害剤のメカニズムの3つのパターン | 1 |
13 | 吉田 | (物理系)12回目の講義内容のミニテスト、及びその解説 | 1 |
アクティブ・ラーニングの取り組み
小人数、グループ学習を通して、各自の不得意分野について深く学ぶことで、問題解決能力を醸成する。
授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
成績評価方法
1) 形成的評価
a) 知識:小テスト、課題により評価し、フィードバックを行う。
b) 技能:情報収集能力、プレゼンテーション技術を評価し、フィードバックを行う。
c) 態度:課題への取組み、討論への関与により評価し、フィードバックを行う。
2) 総括的評価
a) 知識:小テスト、レポートの内容により総合的に評価(60%)
b) 技能:情報収集能力、プレゼンテーション技術を総合的に評価。(20%)
c) 態度:受講態度(課題への取組み、討論への関与等)により総合的に評価。(20%)
教科書
参考書
オフィスアワー
古石裕治 いつでも可。
三浦典子 いつでも可。ただし要事前連絡。
吉田君成 いつでも可。
所属教室
薬学教育推進センター 教育2号館1階(2109室)
準備学習(予習・復習等)
総合演習Ⅱの全範囲を復習しておいてください。
学生へのフィードバック
実施日ごとに当日のフィードバックを全体に対して行う。必要に応じて、個別にフィードバックを行う。
教員からの一言
備考
ナンバリングコード
OH4101