薬学部シラバス2024
医療薬学演習Ⅰ 臨床で活躍する薬剤師を目指して
Introduction to Clinical Pharmacist Ⅰ
4年 前期 4年必修科目 1単位 | |
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北垣 邦彦 中南 秀将 秋山 滋男 川口 崇 山口 宜秀 大友 隆之 片桐 文彦 長谷川 弘 林 明子 藤田 恭子 木村 耕二 瀨山 翔史 吉田 拓真 |
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学習目標(GIO)
臨床の現場では複雑な症例も多く、それらに対応する薬物療法の中心的担い手となれる薬剤師としての素養を身につける必要がある。本演習では臨床で活躍する薬剤師に必要な知識、考え方などを学び、グループ討論や発表などの意見交換を通じて課題を解決するための能力を修得する。
行動目標(SBOs)
番号 | 内容 | コアカリとの関連コード |
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1 | 処方、症例、疾患などに関する課題において、これまでに身につけた知識を利用し問題点および疑問点・不明点を抽出できる。 | A-5-1-1~5 E1-1-1-1~9 |
2 | 1で抽出した点を重要度により分類・整理し、解決に向けた優先順位を付けることができる。 | A-5-1-1~5 |
3 | 2の優先順位に従い、関連する情報を調査できる。 | A-5-1-1~5 |
4 | 3で調査した内容をもとに課題を解決するための自分の意見および考えをまとめることができる。 | A-5-1-1~5 |
5 | 1〜4の内容をグループ内で討論し、調査内容や意見・考えを教え合いながら知識を広げることができる。 | A-3-1-1~9 |
6 | 5を通じて、グループとして問題解決案をまとめることができる。 | A-3-1-1~9 |
7 | 薬剤師としての立場とともに他職種ならびに患者の立場に立って意見を考えることができる。 | A-3-2-1~2 A-4-1-1 A-4-2-1 A-4-3-1 A-4-4-1 A-4-5-1 |
8 | グループ内およびグループ間の発表を通じて意見交換し、異なる意見を含む様々な意見に対して柔軟に対応できる | A-3-1-1~9 |
授業内容
回数 | 担当 | 内容 | 対応(SBOs) |
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1 | 全担当者 | 演習の進め方に関する説明とグループ分け、課題からの問題点の抽出および優先順位付け | 1 |
2~10 | 〃 | 抽出した問題点についての調査、調査項目に関するグループ討論、グループ間発表の準備 | 2-8 |
11~13 | 〃 | 課題に関するグループ間発表と討論、教員からのフィードバック | 6-8 |
アクティブ・ラーニングの取り組み
・各回に学生同士が調査内容および発表資料について充分に討議する時間を設けている。
・発表会と質疑応答を行っている。
授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
課題に関してあらかじめ各自が調査を行い考えや意見をまとめる時間を与えることで思考力を養い、その後のグループ内討論およびグループ間発表を通じて判断力や表現力を養うことができるようにしている。
感染制御専門薬剤師など、臨床で活躍している薬剤師から実際の症例を提示してもらい、グループ間発表の際にフィードバックしてもらっている。
成績評価方法
<レポート・課題とそれ以外の方法で評価する>
1)形成的評価
a)知識:SGD・調査を通して評価。
2)総括的評価
a)知識:発表および、プロダクト。(100%)
教科書
参考書
オフィスアワー
各担当者が個別に定める。
所属教室
医療薬学科の教室の教員 社会薬学研究室、臨床微生物学教室、臨床薬効解析学教室、臨床医療薬学センター、病態生理学教室、機能形態学教室、医療実務薬学教室、薬学実務実習教育センター
準備学習(予習・復習等)
近年、医療における種々の専門分野で特化した薬の知識を生かした、薬物療法の中心的担い手となれる薬剤師が切望されている。本演習のねらいは、このような臨床で活躍する薬剤師の活動に関する種々の課題を設定し、それに関する調査・討論を通じて医療薬学科学生の臨床への意識を高めることにある。3年生までに修得した「疾病と薬物治療」に関する基本的事項について、ざっと復習しておくことをお勧めします。
学生へのフィードバック
グループ内討論後の段階および演習最終日のグループ間での発表・討論を行った後で教員や臨床で活躍している専門薬剤師がフィードバックを行う。
教員からの一言
備考
実務家教員担当科目
ナンバリングコード
RG4104