薬学部シラバス2024

医療衛生薬学特論Ⅰ 薬剤師の職能と自己将来展望
Topics in Clinical Biopharmacy Ⅰ

 4年 前期 4年必修科目 1単位
藤野 智史、吉江 幹浩、高橋 勉、佐藤 隆、安達 禎之、遠藤 朋宏、別生 伸太郎、千田 真弓(アボットメディカルジャパン合同会社)、流石 学(株式会社メデュアクト)、佐々木 大祐(アステラス製薬株式会社)、山村 博一(キャリアセンター)
模擬面接官:安藤 堅、安曇 麻奈、大嶋 利之、黒田 明平、小岩井 利一、今野 翔、篠田 陽、多田 塁、平田 尚人、山本 法央、井口 巴樹

すべて開く

すべて閉じる

学習目標(GIO)

医療衛生薬学科の学生は、その理念から研究、医療、保健・衛生、行政、食品、香粧品分野など多様な職業分野において活躍が期待される。6年制教育の中で自分が希望する将来の進路を考える機会を与え、その具現化に向けた方略とモチベーションを得るために、各分野で活躍する卒業生を中心とした講師の方々の講演を通じて、その分野の現状と将来展望、必要とされる知識、技能、態度、準備期間などを知り、各自必要な情報を収集し、「進路活動プラン」を立案する。また、実際に進路活動において想定される「適性検査」、「自己PR作成」、「面接」などを模擬体験して、現時点における希望進路への準備到達度を把握する。

行動目標(SBOs)

番号 内容 コアカリとの関連コード
1 職業分野ごとの情報をインターネットや情報誌などから収集し、纏めることができる。 E3-1-1-1 X-8-1-7
2 職業分野ごとに求められる知識、技能、態度について概説できる。 E3-1-1-2,4~5 F-1-1-1~2
3 「自己PR(長所・短所などを含む)」を纏めることができる。 F-1-1-1~2 X-9-1-2 X-9-3-3
4 進路希望について、自分の考えを口頭で説明することができる。 A-5-1-1 X-9-1-2 X-9-3-3
5 医療の担い手として、社会のニーズに常に目を向ける。(態度) F-1-1-1
6 医療の担い手にふさわしい態度を示す。(態度) F-1-1-1
7 医療の担い手として、生涯にわたって自ら学習する大切さを認識する。(態度) A-5-3-1~2
8 薬剤師の活動分野(医療機関、薬局、製薬企業、衛生行政など)について討議する。 A-1-2-2
9 薬剤師と共に働く医療チームの職種を挙げ、その仕事を概説できる。 A-4-3-1 F-4-1-1~2
10 医薬品の適正使用における薬剤師の役割について概説できる。 A-1-2-3
11 医薬品の創製における薬剤師の役割について概説できる。 A-1-2-5
12 疾病の予防および健康管理における薬剤師の役割について概説できる。 A-1-2-6
13 医薬品シーズ探索から非臨床試験、臨床試験、承認許可までの新薬創製過程を見聞し、その重要性について自分の意見をまとめ、発表する。(知識・態度) E3-1-1-2~3
14 体験した業務を基にして、理想とする企業勤務者の姿について討議する。(態度) F-1-1-1
15 短い日本文を英文に直すことができる。(知識・技能) X-3-2-3~4
16 自己紹介を英語で書くことができる。(知識・技能) X-3-2-1
17 英語による簡単な会話での質疑応答ができる。(知識・技能) X-3-3-3

授業内容

回数 担当 内容 対応(SBOs)
1~3 藤野、高橋、吉江、佐藤、安達、遠藤(朋)、別生、山村、千田、流石 授業概要説明、職業分野別講演:外部講師による講演、質疑応答(講演後の感想文の作成・提出)、医薬業界研究(グループワーク) 1,2,5-14
4~8 藤野、高橋、吉江、佐藤、安達、遠藤(朋)、別生、佐々木 医薬業界研究(グループワーク)、「自己PR」の作成・提出、適性検査の実施 1-3,5-16
9~12 藤野、高橋、吉江、佐藤、安達、遠藤(朋)、別生、流石 医薬業界研究(グループワークおよびプレゼンテーション) 1,2,5-14
13~15 藤野、高橋、吉江、佐藤、安達、遠藤(朋)、別生、山村、模擬面接官 模擬面接
授業感想の作成・提出
4,17

アクティブ・ラーニングの取り組み

1. 学生は、「自己PR」を作成し、提出する。
2. 学生は、外部講師による講演において事前調査事項および感想文を作成し、提出する。
3. 学生は、医薬業界について研究し、その将来像についてグループワーク、およびプレゼンテーションを行う。
4. 学生は、適性検査(SPI2および社会人基礎力診断)を受験する。
5. 学生は、模擬グループ面接を受ける(学生は英語による自己紹介を行う)。

授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)

1. 医療人として活躍するための自分の進路を考えさせる場を、4年次カリキュラムの中に取り入れている。
2. 外部講師を招いての講演および事前質問事項の準備を通じて、多岐な職業分野の情報収集および整理、選択、さらに自己PR能力を養えるような工夫をしている。
3. 適性検査や模擬面接の実施により、自己適性能力および面接力の把握ができるようにしている。

成績評価方法

<レポート・課題とそれ以外の方法で評価する>
1)形成的評価
a)知識:講演、SGDを通して修得した知識を感想(レポート形式)にて纏めてポートフォリオを作成する。
b)技能:学生が作成した活動プランや自己PR を通してそれらの実践的な書き方についてこまめにフィードバックする。また、能力適性検査(SPI2、社会人基礎力診断)の活用方法を修得する。
c)態度:毎回の個別出席確認によりこまめにフィードバックする。また、能力適性検査により自己能力適性を認識する。
d) パフォーマンス:「自己PR」や「講演感想文」を作成させ、提出させる。
2)総括的評価
a)知識:自己PR票に基づく模擬面接評価、グループワークプレゼンテーション評価によって総合的に評価する(10%)。
b) 技能:ポートフォリオの提出により評価する(70%)。
c)態度:受講態度および模擬面接により評価する(10%)。
d) パフォーマンス:ポートフォリオを作成させ、提出させる(10%)。

教科書

配布プリント

参考書

最速マスター SPI3&Web テスト(日経HR就職シリーズ)
エントリーシート対策(日経HR就職シリーズ)
面接・グループディスカッション対策(日経HR就職シリーズ)
時事&一般常識の完璧対策(日経HR就職シリーズ)

オフィスアワー

原則的にいつでも可。ただし、要事前連絡。

所属教室

藤野  衛生化学教室
高橋  公衆衛生学教室
吉江  内分泌薬理学教室
安達  免疫学教室
佐藤  生化学教室
遠藤  RI共同実験室
別生  薬学教育推進センター

準備学習(予習・復習等)

自己のキャリアデザインの予習・復習のために、各自が作成したポートフォリオに管理している配布資料や作成したレポート等を授業ごとに見直しすること。

学生へのフィードバック

各回に学生が作成したプロダクト(医薬業界将来像等)を担当教員が確認し、改善点などをコメントする。
適性検査および社会人基礎力診断の分析結果(個人票)により、客観的評価をフィードバックする。

教員からの一言

大学生活の折り返し地点。医薬業界の将来像を思い描きながら、自分の将来(就職、進学)について考えてみよう。

備考

ナンバリングコード

RG4102

授業計画の見方・注意

①行動目標(内容)

…科目毎に設定された本学独自の行動目標が記載されている。

②行動目標(コアカリとの関連コード)

…本学の行動目標とモデル・コアカリキュラムとの関連をコード化して記載している。
 コードの具体的な内容は、画面右上の「コアカリとの関連コード一覧」をクリックすると確認することができる。

授業計画の見方・注意の見本シラバス

科目検索について

検索するキーワードを入力して、検索ボタンをクリックします。
条件を指定した「AND検索」または「OR検索」が可能です。
 ・AND検索は指定したキーワードをすべて含むものを検索します。
 ・OR検索は指定したキーワードのいずれかひとつでも含むものを検索します。
※1つの入力欄に複数の条件を指定することはできません。

※1 キーワード検索は、3つまで同時に入れられます。
※2 検索がヒットしない場合は、キーワードを短縮してください。