薬学部シラバス2024

病態生理学特論
Advanced Topics in Pathophysiology

 6年 前期 (選択)専門科目Ⅱ 1単位
田野中 浩一  高木 教夫  林 秀樹  長谷川 弘

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学習目標(GIO)

循環器、中枢および代謝疾患に関し、コアカリキュラムの内容よりもさらに高度な内容について最新の研究成果を加えて解説する。本講義を通じて、医療および創薬研究を行うための知識および技術への理解を深める。

行動目標(SBOs)

番号 内容 コアカリとの関連コード
1 眼疾患の治療に関する新たな治験を説明できる。 E2-6-1-1,3~4
2 組換え体医薬品と、それらを用いる治療に関する新たな知見を説明できる。 E2-8-1-1~2
3 脳虚血後の脳実質の病態生理学的な変化に関する新たな知見を説明できる。 E2-1-3-7~8
4 脳虚血/ 再灌流障害の薬物治療に関する新たな知見を説明できる。 E2-1-3-10
5 消化器系疾患の病態生理およびその治療に関する新たな知見を説明できる。 E2-4-2-1~5
6 腎・泌尿器疾患の病態生理およびその治療に関する新たな知見を説明できる。 E2-3-3-1~3,5
7 心筋虚血およびその後の心機能低下に関する新たな知見を説明できる。 E2-3-1-1~3
8 虚血性心疾患の治療に関する新たな知見を説明できる。 E2-3-1-3~4 E2-3-2-2
9 自律神経系の生体調節に関する新たな知見を説明できる。 E2-1-1-1~2
10 自律神経系の調節不全による呼吸器および血管系の疾患に関する新たな知見を説明できる。 E2-3-1-4 E2-4-1-1 E2-4-2-2

授業内容

回数 担当 内容 対応(SBOs)
1~3 眼疾患の病態生理と薬物治療ならびに組換え体医薬品について、最新の知見を交えて解説する。 1、2
4~6 高木 虚血性脳血管障害を中心に、中枢神経疾患の病態生理と薬物治療について、最新の知見を交えて解説する。 3、4
7~9 長谷川 消化器疾患および腎・泌尿器疾患の病態生理と薬物治療について、最新の知見を交えて解説する。 5、6
10~12 田野中 心筋虚血の病態解析を中心に、心疾患の病態生理と薬物治療について、最新の知見を交えて解説する。 7、8
13~14 田野中 呼吸器、造血系の病態解析・薬物治療ならびに抗悪性腫瘍薬について、最新の知見を交えて解説する。 9、10

アクティブ・ラーニングの取り組み

講義中の学生への質問を行い、理解度を把握する。
講義の要点の理解度を深めるために、ミニレポートを作成させる。

授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)

従来の大学院薬学研究科の修士課程での講義に相当するもので、1年次から5年次の講義をさらに発展させることを目的に開講されるものです。教員(講師)と学生が直接意見交換しながら、学生が理解を深められるように講義を進めて行きます。教員は、最新の研究が薬物開発を含めた疾病への新たな治療法の開発にどの様に結びつくかについて解説を行うようにする。

成績評価方法

<レポート・課題により評価する>
形成的評価
 知識: 課題、演習問題を行う。解説にてフィードバックする。
総括的評価
 知識: 講義内の小テストあるいは課題提出で評価する(100%)。
成績不良者への再試験などの特別措置は実施されない。受講者には、原則として全出席を要求するが、已むを得ず欠席した場合には、卒論指導教員(教室・講座主任)が署名・押印した欠席届に、欠席理由を証明する書類を添付したものを田野中へ提出する。他の講義担当者に提出しても欠席届を受理しない。記載事項および添付書類に不備がある場合も、欠席届を受理できないので、注意すること。

教科書

参考書

オフィスアワー

講義に関するフィードバックについては、其々の講義担当者に予め連絡し、指定された日時に出向くこととする。
田野中; 在室時に対応
欠席届は、田野中(分子細胞病態薬理学教室;研究4号館5階)へ提出する。欠席届には所属教室責任者の署名・押印が必要です(記載の無いものは無効となります)。他の講義担当者に提出しても受理しないので、注意してください。当該講義終了後1週間以内に提出してください。

所属教室

高木 教夫(応用生化学教室 研究2号館5階)
田野中 浩一(分子細胞病態薬理学教室 研究4号館5階)
林 秀樹(応用生化学教室 研究2号館5階)
長谷川 弘(病態生理学教室 研究4号館4階)

準備学習(予習・復習等)

・ 本講義の内容は、学部講義および実務実習での履修内容に立脚している。病態および薬物治療での理解を深めるための発展学習を学生に指示している。
・ 予習は求めないが、復習は必ず行うように指示している。特に、4年次および5年次に登場した新たな薬物に関しては、重要な項目として指導している(復習での重点項目の指示)。

学生へのフィードバック

選択科目なのでフィードバック講義は企画されていないが、不明な点についての質問に対し、各教員が解説を行う。特に、生理機能、病態生理学的平衡状態および薬物の作用点を中心に解説する予定である。このフィードバックでは、学生の積極的な学びの姿勢が要求される。

教員からの一言

・ 単に聴講するだけではなく、講師への積極的な質問を行い、薬学教育の中の研究の重要性を理解してください。
・ 大学での講義・実習だけでなく、実務実習で得た知識を総合的に使用出来るようにすることを学んでください。
・ 欠席した場合は、必ず欠席届を提出してください。なお、欠席届には所属教室責任者の記名・押印が必要です。当該講義終了後、1週間以内に田野中に提出してください。
・ 本講義では、単位認定のための再試験などの特別措置を実施しません。本科目の単位を取得できない場合でも、単位不足にならぬように対応してください。

備考

モデル・コアカリキュラムの内容を発展させたもので、C6 生命現象の基礎、C7 人体の成り立ちと生体機能の調節、E1 薬の作用と体の変化、E2 薬理・病態・薬物治療に関連している。これらの中で疾患を中心に専門性の高い内容となる。
講師の都合により講義時間を変更することがあるので、常に掲示を確認して下さい。
基礎から臨床分野で行われている様々な研究が、疾病の理解および新たな治療法の開発に応用されています。研究に立脚した薬学教育の一環として本講義が実施されます。

ナンバリングコード

EH6103

授業計画の見方・注意

①行動目標(内容)

…科目毎に設定された本学独自の行動目標が記載されている。

②行動目標(コアカリとの関連コード)

…本学の行動目標とモデル・コアカリキュラムとの関連をコード化して記載している。
 コードの具体的な内容は、画面右上の「コアカリとの関連コード一覧」をクリックすると確認することができる。

授業計画の見方・注意の見本シラバス

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