薬学部シラバス2024

薬学アップトゥデイト(総合)
Pharmacy Updates

 6年 前期 5・6年必修科目 3単位
袴田 秀樹、緒方 正裕、黒田 明平

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学習目標(GIO)

薬学の広範な基礎知識に基づいて4年次までに学んだ医療薬学、創薬科学、あるいは健康・環境科学、さらに実務実習を通じて体験学習した臨床薬学に関する専門領域の知識を確実に定着させるための総括的学習の一環として、これまでの約6年間で学んだ内容のうち基本的な項目を幾つか取り上げ、もう一度整理して復習する。さらに、新薬や法規改正、診療ガイドライン改訂など、最新の情報を新たに追加する。このことにより、実務実習以降、各自で学習した断片的な知識を系統的に統合し、すでに身に付けた知識と融合させて総括する。

行動目標(SBOs)

番号 内容 コアカリとの関連コード
1 物質の物理的性質 C1-1-1-1~3 C1-1-2-1~7 C1-1-3-1~6 C1-1-4-1~5 C1-2-1-1~3 C1-2-2-1~7 C1-2-3-1~5 C1-2-4-1~4 C1-2-5-1~3 C1-2-6-1~4 C1-2-7-1~2 C1-3-1-1~7
2 化学物質の分析 C2-1-1-1~3 C2-2-1-1~2,4 C2-2-2-1~4 C2-3-1-1~2 C2-3-2-1~7 C2-4-1-1~5 C2-4-2-1 C2-4-3-1 C2-4-4-1~2 C2-4-5-1~2 C2-5-1-1~5 C2-5-2-1 C2-6-1-1~2 C2-6-2-1~5
3 化合物の性質と反応 C3-1-1-1~9 C3-1-2-1~8 C3-2-1-1~5 C3-2-2-1~3 C3-2-3-1~5 C3-3-1-1~2 C3-3-2-1~3 C3-3-3-1~2 C3-3-4-1~3 C3-3-5-1 C3-3-6-1 C3-3-7-1~2 C3-4-1-1~5 C3-4-2-1~2 C3-4-3-1~4 C3-4-4-1 C3-5-1-1~5
4 生体分子・医薬品の化学による理解 C4-1-1-1~2 C4-1-2-1~4 C4-2-1-1~2 C4-2-2-1~3 C4-2-3-1~2 C4-2-4-1~2 C4-3-1-1 C4-3-2-1~2 C4-3-3-1~3 C4-3-4-1~6 C4-3-5-1~5 C4-3-6-1~3 C4-3-7-1
5 自然が生み出す薬物 C5-1-1-1~4 C5-1-2-1 C5-1-3-1~2 C5-1-4-1~5 C5-2-1-1~5 C5-2-2-1~2 C5-2-3-1 C5-2-4-1~3
6 生命現象の基礎 C6-1-1-1~2 C6-1-2-1 C6-1-3-1 C6-2-1-1 C6-2-2-1~2 C6-2-3-1 C6-2-4-1 C6-2-5-1 C6-2-6-1 C6-2-7-1 C6-2-8-1 C6-3-1-1 C6-3-2-1~2 C6-3-3-1~4 C6-3-4-1~2 C6-4-1-1~2 C6-4-2-1~3 C6-4-3-1 C6-4-4-1~5 C6-4-5-1 C6-4-6-1~2 C6-5-1-1 C6-5-2-1~5 C6-5-3-1~2 C6-5-4-1~2 C6-5-5-1~3 C6-6-1-1 C6-6-2-1~5 C6-6-3-1~2 C6-7-1-1~2 C6-7-2-1 C6-7-3-1~2 C7-1-3-3~4
7 人体の成り立ちと生体機能の調節 C7-1-1-1~3 C7-1-2-1~2 C7-1-3-1~3 C7-1-4-1~2 C7-1-5-1~2 C7-1-6-1 C7-1-7-1~3 C7-1-8-1 C7-1-9-1~2 C7-1-10-1 C7-1-11-1 C7-1-12-1 C7-1-13-1 C7-1-14-1 C7-2-1-1~4 C7-2-2-1 C7-2-3-1 C7-2-4-1 C7-2-5-1 C7-2-6-1 C7-2-7-1~2 C7-2-8-1 C7-2-9-1 C7-2-10-1
8 生体防御と微生物 C8-1-1-1~4 C8-1-2-1~3 C8-1-3-1~5 C8-2-1-1~6 C8-2-2-1~4 C8-3-1-1 C8-3-2-1~6 C8-3-3-1 C8-3-4-1~2 C8-3-5-1~2 C8-4-1-1~2 C8-4-2-1~9
9 健康 D1-1-1-1 D1-1-2-1~3 D1-1-3-1~4 D1-2-1-1~2 D1-2-2-1~4 D1-2-3-1~3 D1-2-4-1~2 D1-2-5-1~2 D1-3-1-1~8 D1-3-2-1~7 D1-3-3-1~3
10 環境 D2-1-1-1~7 D2-1-2-1~5 D2-1-3-1~3 D2-1-4-1~4 D2-2-1-1~5 D2-2-2-1~3 D2-2-3-1~6 D2-2-4-1,3 D2-2-5-1~2 D2-2-6-1~3
11 薬の作用と体の変化 E1-1-1-1~9 E1-1-2-1 E1-1-3-1 E1-2-1-1 E1-2-2-1~8 E1-3-1-1 E1-3-2-1 E1-4-1-1 E1-4-2-1 E1-4-3-1 E2-1-2-2
12 薬理・病態・薬物治療 E2-1-1-1~3 E2-1-2-1~2,4 E2-1-3-1~11,14 E2-1-4-1 E2-2-1-1~3 E2-2-2-1~9 E2-2-3-1~4 E2-2-4-1 E2-3-1-1~5 E2-3-2-1~4 E2-3-3-1~8 E2-3-4-1 E2-4-1-1~4 E2-4-2-1~9 E2-4-3-1 E2-5-1-1~3 E2-5-2-1~5 E2-5-3-1 E2-6-1-1~4 E2-6-2-1~2 E2-6-3-1~4 E2-6-4-1 E2-7-1-1~2 E2-7-2-1 E2-7-3-1~10 E2-7-4-1~6 E2-7-5-1~2 E2-7-6-1~2 E2-7-7-1~3 E2-7-8-1~11,13 E2-7-9-1~2 E2-7-10-1 E2-8-1-1~3 E2-8-2-1 E2-8-3-1~4 E2-9-1-1 E2-9-2-1 E2-9-3-1 E2-9-4-1 E2-9-5-1 E2-9-6-1 E2-9-7-1 E2-9-8-1 E2-10-1-1~4 E2-10-2-1~3 E2-10-3-1 E2-11-1-1~3
13 薬物治療に役立つ情報 E3-1-1-1~5 E3-1-2-1~6 E3-1-3-1~5 E3-1-4-1~4 E3-1-5-1~7 E3-1-6-1~9 E3-1-7-1 E3-2-1-1~2 E3-2-2-1~4 E3-3-1-1~3 E3-3-2-1~2 E3-3-3-1~3 E3-3-4-1~3 E3-3-5-2
14 薬の生体内運命 E4-1-1-1~2 E4-1-2-1~4
15 製剤化のサイエンス E5-1-1-1~5 E5-1-2-1~2 E5-1-3-1~4 E5-1-4-1~3 E5-2-1-1~6 E5-2-2-1~4 E5-2-3-1 E5-3-1-1~2 E5-3-2-1~3 E5-3-3-1~3 E5-3-4-1~3
16 薬学臨床の基礎 F-1-1-1~3 F-1-3-1~7,9~15 F-2-1-1~4 F-2-2-1~11 F-2-3-2,4~8,10,12~13,15,17~19 F-2-4-2~15 F-2-5-1~13 F-2-6-1~14 F-3-1-1~7 F-3-2-1~6 F-3-3-1~14 F-3-4-1~13 F-4-1-1~9 F-4-2-1~4 F-5-1-1~6 F-5-2-1~4 F-5-3-1~9 F-5-4-1~3

授業内容

回数 担当 内容 対応(SBOs)
1 緒方 本講義に関するイントロダクションとして、ガイダンスを実施する。 1
2〜7 学内教員 薬物動態学、病理解剖学、構造活性相関、医薬品創製、感染制御学、ゲノム情報学の分野から、例えば悪性腫瘍、抗菌薬療法、製剤素材などの項目を取り上げて、関連する内容を横断的に講義する。必要に応じて模擬試験とその解説などを採り入れた授業形式を使い分ける。 2~10
8~19 学内教員 取り上げる学習項目を新たにし、2〜7回シリーズと同様な方針で進める。 11~16
20 緒方 まとめと総括試験 1~16

アクティブ・ラーニングの取り組み

講義中に教科書プリントへのマークや書き込みを促し、講義終了後には教科書が学生各自が作成し自らに適した「まとめの学習ノート」として仕上がるように仕向けている。

授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)

学生の学習意欲を刺激し、短期間のうちに最高レベルまで意識を高揚させることに努めている。その目的を達成するために、範囲は狭くても確実な収穫を学生に実感させる授業を行う。広く浅い知識を扱うことを避け、「この分野のこの領域は完全に理解した」と確信できる収穫を約束する。

成績評価方法

<試験により評価する>
総括的評価 a)知識:試験(100%)の結果に基づいて評価する。但し、受講態度によっては受験資格を失うことがある。

教科書

講義中にプリントを配付する。

参考書

オフィスアワー

いつでも可。但し、メールによる予約が必要。

所属教室

袴田 秀樹(分析化学教室)
緒方 正裕(薬学教育推進センター)
黒田 明平(薬学教育推進センター)

準備学習(予習・復習等)

授業を受ける前に講義予定項目を確認し、教科書等で該当範囲を予習してから講義に臨むようにしてください。また、講義の後は必ず復習してください。分からないことをそのままにしないで、参考書等で調べてください。自分で調べることがとても大切です。それでも理解できなければ、オフィスアワーや次回の講義のときに質問してください。

学生へのフィードバック

学生から寄せられた質問や感想などに対して、必要に応じて授業中に全学生に対してその内容を伝え、解説を加える等の対応を行っている。また、特に必要性の高いものについては翌年以降の授業内容に反映させている。
演習の結果は、演習終了後、速やかにWebClassと掲示板で公開し、学生にフィードバックする。

教員からの一言

限られた時間の中で全ての分野・範囲を取り上げることはできませんが、6年間の総括という大仕事に向かって有効な動機付けとして機能することを期待します。

備考

ナンバリングコード

RG6101

授業計画の見方・注意

①行動目標(内容)

…科目毎に設定された本学独自の行動目標が記載されている。

②行動目標(コアカリとの関連コード)

…本学の行動目標とモデル・コアカリキュラムとの関連をコード化して記載している。
 コードの具体的な内容は、画面右上の「コアカリとの関連コード一覧」をクリックすると確認することができる。

授業計画の見方・注意の見本シラバス

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