薬学部シラバス2024
アドバンスゼミナールⅤ(薬学基礎Ⅱ)
Advanced Seminar Ⅴ
5年 後期 自由科目 1単位 | |
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三浦 典子、稲葉 二朗、黒田 明平、古石 裕治、東海林 敦、吉田 君成、守岩 友紀子、瀬山 翔史 |
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学習目標(GIO)
これまで積み上げてきた基礎専門科目の知識を総合的に整理し、復習する。
特に、物理・化学・生物を中心に共用試験受験時の知識を維持するとともに、さらに発展させる学修に位置付けられる。
物理系薬学(物理学、物理化学、分光分析法)、化学系薬学(一般化学、有機化学、スペクトル解析)、生物系薬学(機能形態学、生化学、微生物学)、薬と疾病系(薬理学、免疫学、微生物薬品化学)を中心とした講義・演習テストを通して、これらの分野の基本的な知識を組み合わせ、卒業論文作成や薬剤師国家試験を含めた様々な場面で応用できるようになることを目標とする。
行動目標(SBOs)
番号 | 内容 | コアカリとの関連コード |
---|---|---|
1 | 原子の構造、電子配置、物質と電磁波の相互作用、分子間相互作用、モル伝導率、結晶の溶解度、相律などについて、必要に応じて熱力学の理論を用いながら説明できる。反応速度論の概要を説明できる。 | C1-1-1-1 C1-1-2-1~5 C1-1-3-4 C1-2-2-1~7 C1-2-3-1~5 C1-2-4-1~4 C1-2-5-1~3 C1-2-6-1,3 C1-3-1-1~6 |
2 | 代表的な光分析法、電気分析法、クロマトグラフィーや電気泳動による分析法などの原理と応用例を説明できる。 | C2-4-1-1~6 C2-5-1-1,3,5 C2-5-2-1 |
3 | 化学物質について、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル、質量分析の測定法の簡単な原理を説明でき、それらを用いて構造決定ができる。 | C3-4-1-1~5 C3-4-2-1~2 C3-4-3-1~4 C3-4-4-1 |
4 | 基本的な有機化合物を命名することができる。無機化合物、有機化合物の電子配置、性質、反応性、立体化学などについて理論的に説明できる。 | C3-1-1-1~9 C3-1-2-1~8 C3-2-1-1~5 C3-2-2-1~3 C3-2-3-1~5 C3-3-1-1~2 C3-3-2-1~3 C3-3-3-1~2 C3-3-4-1~3 C3-3-5-1 C3-3-6-1 C3-3-7-1~2 |
5 | 生命情報を担う遺伝子の複製、発現と、それらの制御に関する基本的事項、ヒトの主な生体防御反応としての免疫応答に関する基本事項を説明できる。 | C6-2-5-1 C6-4-1-1~2 C6-4-2-1~3 C6-4-3-1 C6-4-4-1~5 C6-4-5-1 C6-4-6-1~2 C8-1-1-1~4 C8-1-2-1~3 C8-1-3-1~5 C8-2-1-1~2,5 |
6 | 微生物学の基本的知識を習得し、病原菌ごとに有効な抗菌薬をあげることができる。各種抗菌薬の作用メカニズム、及び耐性菌に見られる耐性機構について説明できる。 | C5-2-2-1~2 C8-3-1-1 C8-3-2-1~2,5~6 C8-3-4-1~2 C8-3-5-1~2 |
7 | 末梢神経系、骨、筋肉、胃、心臓、肺、気管支、膵臓や、細胞内神経伝達、性周期の調節機構、オータコイドの生理活性と作用機序、エンド・エキソサイトーシスについて説明できる。 | C6-1-1-2 C6-6-2-1 C7-1-4-2 C7-1-5-1 C7-1-7-1 C7-1-8-1 C7-1-9-1~2 C7-2-3-1 C7-2-10-1 |
授業内容
回数 | 担当 | 内容 | 対応(SBOs) |
---|---|---|---|
1 | 吉田 | 物理学・物理化学 | 1 |
2 | 吉田 | 物理学・物理化学(2) | 1 |
3 | 東海林、守岩 | 分光分析法 | 2 |
4 | 東海林、守岩 | 分光分析法(2) | 2 |
5 | 黒田・古石・吉田 | 物理系薬学演習テスト | 1,2 |
6 | 黒田・古石・吉田 | 物理系薬学演習テスト復習(自学習) | 1,2 |
7 | 黒田 | スペクトル解析 | 3 |
8 | 黒田 | スペクトル解析(2) | 3 |
9 | 古石 | 一般化学・有機化学 | 4 |
10 | 古石 | 一般化学・有機化学(2) | 4 |
11 | 黒田・古石・吉田 | 化学系薬学演習テスト | 3,4 |
12 | 黒田・古石・吉田 | 化学系薬学演習テスト復習(自学習) | 3,4 |
13 | 三浦(典) | 生化学・免疫 | 5 |
14 | 三浦(典) | 生化学・免疫(2) | 5 |
15 | 瀬山 | 微生物学・抗菌薬 | 6 |
16 | 瀬山 | 微生物学・抗菌薬(2) | 6 |
17 | 稲葉 | 機能形態学・薬理 | 7 |
18 | 稲葉 | 機能形態学・薬理(2) | 7 |
19 | 黒田・古石・吉田 | 生物系薬学演習テスト | 5,6,7 |
20 | 黒田・古石・吉田 | 生物系薬学演習テスト復習(自学習) | 5,6,7 |
アクティブ・ラーニングの取り組み
各分野の講義が終わるとその分野の演習テストが実施されるので、学生はこれを受験し、その直後に自己採点・復習をする。その際、その場で質問することを可能とすることで、理解不十分な点、あやふやな点を自ら洗い出していくことを促す。また、WebClass に補足資料や練習問題を掲載することで、学生が自学習しやすい環境を整える。
授業で行っている工夫(思考力・判断力・表現力の向上に向けた取り組み)
成績評価方法
1)形成的評価
a)知識:演習テストとその復習。
2)総括的評価
a)知識:総括試験により評価する(100%)。
教科書
参考書
オフィスアワー
黒田明平 いつでも可。2110 室(奥)。ただし要事前相談
古石裕治 いつでも可。2109 室。
吉田君成 いつでも可。2109 室。
三浦典子 いつでも可。2109 室。ただし要事前連絡。
所属教室
薬学教育推進センター 教育2号館1階(2109室、2110室)
準備学習(予習・復習等)
(予習)4年次までの復習。
(復習)各分野の講義の後に実施される演習テストを十分に復習する。講義内容の振り返り。WebClass に掲載された資料を用いての自学習。
学生へのフィードバック
講義後に演習テストを実施し、その直後に復習するための自学習時間を1コマ設ける。自学習時間には正解表を公表し、自己採点できるように配慮するほか、教員への質問も可能とする。質問についてはその場で解答するか、後から WebClass に追加資料を掲載するなどして対応する。
教員からの一言
備考
ナンバリングコード
OH5101